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ご存知ですか?

国土交通省監修の「木造住宅の耐震診断と補強方法」による現行の建築基準法(平成12年改正)に対応した新耐震診断法が平成16年7月に改訂されています

※旧耐震診断法(昭和54年)と新耐震診断法(平成16年)の違い


・旧耐震診断法の問題点

1.基礎・地盤の診断の評価点が高く、基礎・地盤が悪いと、本来、家自体の補強が少なくて済むものが、家全体の
 総合評価をあげる為に余分な、補強工事をするようになってしまう。

2.当時の建築基準法では建物のバランスは考慮されていなかった為、旧耐震診断法に於いても、1階のバランス
 計算と2階の面積参入のみで、2階の耐力壁は考慮されていない為、2階の偏芯は計算されていなかった。

3.接合金物の有無、耐力壁以外の垂れ壁等の地震に有効となる雑壁等は考慮されていなかった。

4.老朽度の判定基準が明確でなく、診断者の判定により判断される為、評価の算定が大きく変わることがある。


結果

・補強箇所を特定できない為、補強が過剰になる(無駄な費用がかかる)。

・全体で評価されてしまうので実際の補修効果が反映されにくい。
 実際には1階部分の壁量を増やすといった内容が中心。

・2階は考慮されていない(2階の偏芯は無視されているので問題がある)。


以上の問題点があることから、新耐震診断法では補強計画を念頭に考えられ、実際の建物の持つ強さを明確

に計算し、判断できるになり、此処の補強計画がたてやすくなっております。
簡易診断法 ・・・一般ユーザー向け「誰でもできる我が家の耐震診断」

※一般の人々が自らの住まいの耐震性をチェックしたいといった場合の簡単な診断法
                                     簡易診断を行う
一般診断法 ・・・建築士および建築関係者向け

※耐震補強の必要性の判定を目的とした、必ずしも補強を前提としない診断で、原則として非破壊による調査で
  分かる範囲の情報に基づくもの。
精密診断法 ・・・建築士向け
           
※補強の必要性が高いものについて、より詳細な情報に基づき、補強の必要性の最終的な判断を行うことを
  目的としたもの。診断を行う人は、やや高度な建築に関する知識、経験が必要であり、原則として建築士を
  想定したもの。
 
新耐震診断法による精密耐震診断で現状をしっかり把握!

現状の建物の把握が大事!

【精密診断でしか分からないこと】

耐震改修を行う上で、大事なポイントがあります。

よく精密耐震診断を行わずに、外観や屋内を簡単に目視しただけで判定し、耐震改修を提案され

る場合があります。また、図面が残っているからといって、現状の調査もせずに耐震改修をすす

められる場合があります。しかし、耐震改修をする上で、重要なことは、現在の建物の現況を確認

することが重要です。又、精密診断を行うことによって、本当に補強が必要な箇所の特定ができ、

結果的に無駄な補強工事をせずに費用を安くおさえることができます。


<確認のポイント>

1.耐力壁の存在の確認及び耐力壁の配置のバランス

2.接合金物が使用されているかどうか

3.木材の腐朽及び白蟻被害の確認

4.基礎の劣化状況の確認


これらを確認するには、外から見ただけでは分かりません。床下や天井裏に潜り、実際に確認し、

図面化ていく作業が必要となります。また、木造住宅の場合、現場変更等により図面通りに施工

されているとは限らない為、図面を信用するのは、かなり危険なことです。卓上だけの計算で耐震

補強を行っても、土台や柱が腐っていたり、実際にはあるべき耐力壁が無かったりでは意味が

ありません。

ただ金額が安いからといって、これらの確認作業を行わないのは危険です
 
今の基準で弱点をきっちり補強!

上記の現地調査の結果を耐震診断プログラムを使用し、精密耐震診断を行います。


<補強計画のポイント>

1.今の基準での壁量計算

2.耐力壁の適正な配置計算

3.補強箇所の選定と補強計画書の作成


これらの客観的なデータをもとに、適正な補強計画をアドバイス致します。
耐震診断から耐震補強工事までの流れ
現地調査   ・・・専門調査員がお伺いをして、新しい耐震診断法に基づいて建物の外部・内部について細かく
          現地調査を行います。
  
計算書作成 ・・・現地調査をもとに、評価プログラム(HOUSE−DOC)を使用して、診断計算書 の作成と、
         それをもとに適切な補強計画書(原案)を作成致します。

結果報告   ・・・お客様のご都合の良い日時に、診断結果のご報告にお伺い致します。
  ↓

見積書作成 ・・・補強計画書の原案をもとに、お客様のご都合に合わせた補強計画のプランを作成し、
             耐震工事依頼 耐震改修工事のお見積書を作成致します。

■耐震改修工事は専門の技術と知識を兼ね備えた施工業者にご依頼下さい。


精密耐震診断の費用について 当社は耐震改修の促進を図るために、安価で信頼できる耐震改修工法の開発と、新しい耐震診断法による適正な耐震診断の普及活動を行っております。
一般的に精密耐震診断 を設計事務所等に依頼すると、10〜15万円の費用がかかりますが、当社では耐震診断と耐震改修を専門事業としておりますので、安価にて精密耐震診断を実施しています。

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《 診断費用 》  お申込みはこちらから  

精密診断 73,500円(税込)延床面積120u未満

※120u以上の建物については、10u単位で8,400円(税込)の追加料金を頂戴しております。

精密耐震診断計算プログラム「HOUSE-DOC」とは?

■平成16年に改訂された国土交通省監修の新しい耐震診断法で診断調査を行い、認定された
  評価プログラム(HOUSE-DOC) を使用して、適正な診断評価と補強計画を行います。




●「HOUSE-DOC」は木造建築物の耐震診断を行うプログラムです。(一般診断法・精密診断法1(保有耐力診断法))

●所在地・地盤・建物形状など、必要とされる強さを計算するためのデータと、起訴仕様と健全度、壁の仕様と
  配置、床の仕様と範囲など、建物の持っている強さを計算するためのデータで耐震性を評価します

●「監修:国土交通省住宅局建築指導課「木造住宅の耐震診断と補強方法」準拠。

●(財)日本建築防災協会 木造耐震診断プログラム[P評価1−W]。